ネパールの優しさを忘れない

現在、日本では緊急事態宣言が終了し、経済活動が徐々に再開し始めました。
しかし、発展途上国では新型コロナウイルスの影響は深刻になり続けています。
ぼくが去年滞在していたネパールも例外ではなく、多くの人が食べるものがなくなり生活が切迫しているようです。

そんな状況に対応すべく、
「ネパールの変わらない優しさに学ぶ」というクラウドファンディングが立ち上がっています。

ぼくも少額ではありますが、寄付させていただきました。

今日はそんな話を描きます。

一瞬のためらいと、忘れられない10ルピー

このクラウドファンディングを知ったとき、すぐに自分も寄付しなければと思いました。

だけど、一瞬ためらってしまった。

一体いくら寄付すればいいんだろう?
そんな少額で食料問題なんか解決するのか?
自分が寄付なんかしなくても、クラファンの目標額を達成するのでないか?

いくつかの疑問にも似た言い訳を考えながらパソコンの画面を眺めていた時に、ネパールで出会ったアマ(ネパール語でおばあちゃん)のことを思い出しました。

アマはボクがホームステイしていた家の隣に、一人で住んでいて
ぼくが顔を出すたびに、甘くてスパイスの優しい子供好みのチャイを出してくれた。
ぼくは、アマの家に流れる時間と空気がなんとなく心地よくて、ほとんど毎日アマの家に顔を出していました。

ぼくが日本に帰る日、アマに「ありがとう」と言うと
何も言わないで10ルピーと紫陽花の花をくれました。

多分アマは年金ももらってなければ、現金収入もほとんどないはずでした。
でも、アマにとって若者にお金を渡すのは当然のことだったんだと思います。

きっとこれが優しさの正体です。
自分の家族だからとか、何かもらったらからとか、そんなことは関係ない。
理由も見返りも関係ない。

自分のモノを分けるってことが優しさです。

経済と優しさのこと

いま、新型コロナウイルスの影響により世界経済が落ち込んでいます。
経済の落ち込みの影響で生活が困窮している人は、日本にも世界中にもいるはずです。
実際、ぼくの収入も減少しました。

でもこれってかなり不思議な話だと思います。
ぼくらは動物なのに、なんでお金を使い続けないと生きていけないのか?
お金を使い続けないと死んでしまう動物なんて、人間くらいです。

今日も猫は、悠々と外を歩き回っています。

だからと言って皆んなが自給自足的な生活をすることは、今の社会では無理な話です。

コロナ渦にあっても、経済活動を続けないといけない。
それは間違いない。
でも、経済活動イコールお金を使うことや、新しく何かを作ること。この考え方は間違いかもしれない。

ネパールの人々は、一緒にダルバード(ネパールのカレー)を食べて、手を繋いで踊って、お前は兄弟だって言って、経済を回していました。

彼らにはたしかに独自の経済があったはずです。
経済は貨幣経済だけじゃない。
持ち物を分け与える贈与経済。
自分の価値を交換する価値経済。
態度を見せる態度経済。

経済には、色んな形があるはず。

▶︎今こそ考えるべき「態度経済」という新しい考え方

コロナ渦にあって、貨幣経済が滞るのは仕方がないのかもしれないです。
では、貨幣経済ばかりに頼れなくなった今、僕たちはどんな経済をつくり出せるだろうか?
どう経済の概念を拡張できるだろうか?

まだ答えは出てないし、誰も答えてくれないけど

一緒に考えていきましょう。

ここからが本番だから。

※現在「ネパールの変わらない優しさに学ぶ」のクラウドファンディングは目標額を達成しております。

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ABOUT US

写真を撮ったり、文章を書いたり、旅したりしています。 2019年6月ネパールに1ヶ月間の滞在。 旅のこと、ミニマリストのことを発信しています。