ネパールより 5日目(失敗と無力感)

2019年6月1日〜2019年6月25日までネパールを旅した記録です。

▶︎「ネパールより」全話はこちらから

失敗と無力感

午前5時激しい雨音で目を覚ました。

今日は、ネパールでのボランティア活動に参加するために、ポカラからカトマンズに戻らなければならない。

そう、ネパールに来た第一の目的はNPO法人のボランティア活動に参加すること。

ゴアテックスのジャケットを羽織り、ザックにレインカバーをかけて外へ出た。

タクシーを捕まえてバスステーションに着いたが、その時にポケットに妙な違和感を感じた。

ゲストハウスの鍵を、持ってきてしまった。

今から戻ったらバスの時間が間に合わない。

「鍵持ってきてしまった。」んだとバスの運転手に話すとたちまち人が集まってきてしまった。

困った人がいるとほっておけないのがネパール人だ。

その中の一人のパン売りの少年が言った。

「パンいる?あっ!そのゲストハウス知ってるよ。お金くれたら届けてあげると」言われた。

「信じていい?」と聞くと

「もちろん」と帰ってくる。

その人混みから逃れたくて、そして失敗してしまったという焦りにかられ彼に200ルピーと鍵を渡してしまった。

またまたしまった。

彼が信頼できるなんて保証はどこにもない。

セオリーなら、さっき乗ってきたタクシーの運転手かバス会社の人間に鍵を渡すべきだった。

少し考え込んだあと、彼の姿を探したがもう彼の姿はなかった。

もし、彼が鍵を届けてくれなかったら、あとから法外な値段を請求されるのだろうか?

せっかくよくしてくれたゲストハウスの人に、最低な日本人だ!と思われるのだろうか?

でも、今は彼を信じるしかない。

旅をしているとどうしようもない失敗の連続だ。

ぼったくられたり、ふっかけられたり、鍵を持ってきてしまったり、両替をミスってしまったり。

自分の無力さをまざまざと思い知らされる。ボランティア活動が終わったら一度日本に帰ろうかな。

 

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